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ギターのコマとサドル

ギター本体だけでなく、コマとサドル、そして糸巻きで音が変わります。

昔は上駒下駒などと呼んだりしましたが、最近は糸巻き側の弦枕をサドル、表面版側の弦受けをコマと呼ぶそうです。 調整は数100分の1ミリ程度の精度が求められます。

コマとサドルは材質と形状、弦高が大きく響きに影響します。安価なものなら合成樹脂、よく使われるのは牛骨で、漂白されてない物やオイル漬けの製品の方が弦の滑りが良いそうです。高価な象牙(マンモス牙)が入手できれば、より良い音が期待でき、どっしりとした音が出るように感じます。

金属ナットはキンキンと甲高い響きになるようですが、反面しっかりとした感触がありそうです。ときには黒檀など木製も使われますが強度は大丈夫なのでしょうか。

象牙類以外のコマやサドルは安価なので、自分で削ってみるのも良いかも知れません。

コマの調整は数十回もすれば様子がわかってきます。合成樹脂のコマは驚くほど安いので、数十万円以上の楽器でなければ、自力で調整を試してみると楽器の理解に繋がると思います。

 なお、コマの高さを出すときに3弦だけピークを弦止め側にすることについては、以下を参照。音合わせが少し楽になります ⇒ https://naka-ku.com/index.php/view/16

サドル溝の調整は、太さの異なる極細の棒状ヤスリを使います。弦高は12フレットで測ります。1弦側を6弦側よりも1mm弱ぐらい低くすると良いようです。通常は6弦が3.5mmの弦高らしいです。

ハウザーさんは「弦高は低ければ低いほど良いが演奏技術が無いと音が潰れる」と話してました。

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