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2023年07月の記事は以下のとおりです。

TAKAMINEギター

高峰ギターは1959年に岐阜県坂下町でアコースティック楽器の工房を開いたことに始まり、50年代から60年代中盤にはブームに乗ってクラシックギターも多く製作していました。

木工業の盛んな坂下町での製作は順調でしたが、当時は委託生産が多く、1970年代半ばにようやく自社ブランドの「Takamine」を確立し、高峰ギターが海外向けに本格的に輸出されることになりました。海外、特にブラジルでのタカミネ人気の始まりです。

その後はアコースティックギターやピックアップギターの老舗として順調に成長し、世界的に人気が高まり、現在に至っています。

タカミネブランドの初期に設計されたクラシックギターのシリーズは、No.20、No.30(1981)、No.40(1983)、No.5、No.6、No.8、その他に注文生産で10号、15号、20号がありました。

安価なNo.30でもタカミネブランドのギターにふさわしい材料と丁寧な仕上がりで、初級から中級者向けのギターとして人気があります。

また、タカミネは河野賢氏の低価格ブランドとして販売されたアランフェスギターの製作を担当したことから、河野ギターとの類似性が多く見受けられます。   

材質はNo.20、30、40、6が表面版にシダー、No.8がスプルース、注文生産の10号、15号、20号は杉か松の選択。指板はNo.5、6、8が黒檀ですが、No.5でネックにトラストロッドが入っているものは紫檀、そして全シリーズ共通で、横と裏板、下駒がにローズウッド、ネックにマホガニーが使用され、他社と比べて良い材料が使われてます。

河野ギター同様にガッチリとした作りで、海外の乾燥した気候でも安心です。その分、初心者には鳴らすのが難しく感じたり、楽器を育てる必要もあります。高音と低音がバランスよく響き、同じ値段の他の邦人作家と比べて音離れの良さがずば抜けてます。

残念ながらクラシックギターの生産は2010年頃が最後で現在は中古販売のみです。

1980年代のカタログは以下。窓's10or11+FireFox環境の場合は、画像上で右クリックから「画像を新しいタブで開く」で拡大画像が見られます。

生産終了の頃のカタログは以下。窓's10or11+FireFox環境の場合は、画像上で右クリックから「画像を新しいタブで開く」で拡大画像が見られます。

車中のギター放置

ギター制作の接着剤には湯煎で溶かしたニカワが使われることが知られてます。

しかし、安価な量産ギターは扱いが楽なシロボンドと言われる木工用ボンドなどが使われてます。これは、熱可逆性の木工ボンドと異なり熱硬化性の接着剤です。加熱しても剥がれません。

つまり、楽器に熱可逆性のホットメルトのボンドやニカワが使われるのは、再加熱での修理を可能にするためです。

ニカワは摂氏50度ぐらいを5分間程度維持すると、徐々に溶解が始まり、60度くらいから接着力が低下するようです。

さて、最近は車社会になり、近所への買い物も車が使われてます。

快晴時に車のボンネットで目玉焼きが焼けるのはよく知られた話ですが、卵の硬化温度は摂氏60度ぐらいからだそうです。

要するに、ギターを炎天下の車中に5分程度放置すると、分解の危険が生まれるという話でした。経験者の話によると全てのパーツがキレイにバラバラになるそうです。

カーエアコンが効いていれば話が別ですが、炎天下の車中にギターを放置するのは避けましょう。注)エアコンでの乾燥にも注意!

それからギターの乾燥対策には様々な加湿器具があります。ギターは同じ弦楽器でもバイオリン属と異なり、表面版に膨らみの湾曲がないので、表面板が乾燥し収縮すると直ぐに割れてしまいます。表面版の共振性能が失われ、演奏音域により雑音が入ったりします。そのため、エアコンを点けている部屋には加湿器と湿度計があると安心です。

それでは、みなさま良い夏をお過ごしくださいませ。

エミリオ・プジョール

リョベートと共にタレガの高弟として名高いエミリオ・プジョールの紹介です。

 

この2重奏曲はセゴビアの教えを受けた2大巨匠ブリームとジョンの名演が知られてますが、どうやらプジョールの方が一枚上手なようですね。一瞬、いったい何人で弾いているのだろうかと混乱しますが、2人です。超絶技巧だと思いませんか?

他楽器やオーケストラも含めてこのプジョールの名演を凌ぐ演奏は未だ知りません。

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