九州唯一の音大
- 2021/09/22 16:30
- カテゴリー:音楽芸術
2016年の暮れのことでした。
熊本の平成音楽大学の学生さん達がウィーンに来て、モーツアルト記念館のベーゼンドルファー・ホールで発表演奏してゆきました。
話を聞くと熊本地震の後、校舎再建の目処も無くバラック校舎で修行が続いているとのことでした。
真摯な学長さんの開演の辞で「今、日本から文化が消えようとしている」「試練のとき、今こそ学生達へヨーロッパ文化を体験させねばならない」という言葉がありました。ヨーロッパ研修旅行実現の苦難が感じられます。
現場で現実と真剣に向き合う一人の教育者の姿に心打たれました。
早期の復旧を願ってます。
人は思いを残して世を去ります。その思いの塊が芸術です。素晴らしい芸術や文化に驚き心打たれ感動を共に分かち合うことができればと願ってやみません。