名器の音の秘密に迫る研究
- 2022/03/11 09:16
- カテゴリー:その他
興味深い研究です。勉強不足で10年前の記事を今ごろ見つけました。。
ストラディバリウス、ガルネリ、アマティは、ヴァイオリンの世界3大名器として知られてます。その中でも数億円の値段が付くストラディヴァリウスは、その価格のゆえに話題にも上りやすいです。
スイスの研究家達がこのストラディヴァリウスの音の秘密に近付いたようです。Physisporinus vitreus と Xylaria longipes という細菌(fungi) を使いカエデの材質を変化させ、名器に近い響きを再現することに成功したそうです。
そう言えば、ハウザーさんのギター材は、伐採した丸太そのままのギターの原材料を何年も何年も Teich/池 に漬けっぱなしにして木材を乾燥させるとの話でしたが、これは、丸太の表皮と表面が腐ってしまうくらいまで、菌によって木材を変化させてから、その丸太を製材して使うとカラッと乾いた響きのギターになるという話だったことが今ごろ理解できました。