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ギターの音合わせ

ギターの調弦がボクは苦手です。

弦のゲージ(太さ)が均一でないと、基音と倍音の音高が違うし、ときにはサドルやナットの調整不良から響きに音程の幅が生まれるときも多いです。

それから、ギターのフレットは、オクターブ内を均等に12分割してそれぞれの音に割り付けた平均律で打ってあるのに比べて、完全音程は倍音から割り振った純正律ですから、完全8度/完全5度/完全4度の純正律で調弦したときに、フレットによって割り振られた平均律と微妙なずれが生じます。特に完全5度は純正律と平均律の誤差が大きかったと記憶してます。

以下は純正律と平均律の違いの説明です。
https://www.youtube.com/watch?v=yWVWyfzEdIA


ハーモニックスは純正律です。12フレットと5フレットはオクターブですから基音との誤差はありません。7フレットのハーモニックスは基音から完全音程で(オクターブ上の)5度高い響きですから、平均律より高い音が出ます。

以下動画はわかりやすいです。目からうろこです。
https://www.youtube.com/watch?v=MrMClrUfGeA

12平均律はオクターヴをそれぞれ100セントの12の半音に分割したものですから、半音が100セント、全音が200セント、オクターブは1200セントです。

振動数を表すヘルツ(Hz)では、オクターブは2倍数の振動数です。

※参照: Hzとセントの単位の関係

 

英米式音名の A4 音を 440 Hz とすることが定められたのは,1939年,ロンドンにおける国際会議でのことでした。

それまでの基準周波数は,1885年にウィーンの会議で決められた 435 Hz で,それ以前は国際基準は存在しなかったようです。

※参照: 一般社団法人 日本音響学会

 

一般的にギターの調弦で使う音高は1弦の5フレットが440Hzです。ところが、ウィーン国立音大のピアノはウィーンフィルと同じ444Hzで調律されてます。オーケストラは、公演の始まり時よりも、終演時は会場気温と湿度の変化の影響なのか、音が数ヘルツ高くなると言われてます。ややこしいです。。。

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