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カテゴリー「音楽芸術」の検索結果は以下のとおりです。

フォルクスオペラのフラッシュモブ

数え切れないほどのフラッシュモブの中で、相変わらずこれが一番好きです。さすが我らがフォククス・オーパー、面目躍如です。たった4分ぐらいで、さっさと初めて、終わらせる潔さもウィーンらしくて好きです。

ウィーン西駅のフラッシュモブ

 

撮影場所はウィーン西駅です。昔話ですが西駅界隈に20年以上住んでましたから懐かしいです。

たくさん・たくさん学び、たくさん・たくさん経験して、行き着く先は理屈じゃなくて感動と感性なんだと感じさせられます。

MGG Online

MGG(Die Musik in Geschichte und Gegenwart)といえば、真面目に音楽に取り組んでいる人なら誰もが世話になっている定番中の定番として知られる音楽百科事典です。25000ページに3500人の著作者によって19000項目が網羅されており、これまでに刊行された音楽辞典中で最大の情報量です。

全巻を揃えると安いものではないので、これまではウィーンの図書館から必要ページのコピーを持ち帰り、床中にコピーを並べ、ラインマーカーを駆使して調べ物をしてました。


ヨゼフ・ツートのギター辞典がパブリックドメインで公開されていたので、もしかしてと思い当たり、独語グーグルで探してみたところヒットしました。

MGG Online
MGG Online (Die Musik in Geschichte und Gegenwart)

 

辞典とか辞書のドイツ語は難しくないので助かります。なおフルアクセスには登録が必要です。

ウィーン、わが夢の街 (Wien, Wien - nur Du allein)

Wiener Lieder/ウィナーリート/ウィーン歌謡の定番です。

作家は音大ではなくウィーン大学出身の役人でした。

 1914年の曲ですから第一次世界大戦勃発の年です。ウィーンでは誰も敗戦を想像してませんでした。フランツ・ヨーゼフ皇帝の元で大いにウィーンが繁栄していたときです。

Richard Tauber [Wien, Wien nur du allein]

 

帝政末期の世紀末ですから、今から振り返るとウィーンの一番良いときかもしれませんね。

因みに「世紀末/Hundertjahreswende/フンデルト・ヤーレス・ウェンデ」という言葉は、正確に訳すと19世紀末から20世紀初頭にかけての「世紀過渡期」の意です。


簡単そうに聞こえますが、綺麗に歌っても始末に負えないという曲です。ウィンナーワルツ同様に、ウィーンの薫り高く演奏するのは、想像を絶するほど難しいです。「ウィーン、夢と現実」とは良く言ったもので、夢と現実の狭間に芸術が生まれるのがウィーンなのでしょう。ブンダーリッヒやハンス・モーザー、その仲間もお薦めです。

ワルター・マンハルト「ウィーン、わが夢の街」

1. Mein Herz und mein Sinn
Schwärmt stets nur für Wien,
Für Wien, wie es weint, wie es lacht!
Da kenn ich mich aus,
Da bin i halt z'Haus,
Bei Tag und noch mehr bei der Nacht.
Und keiner bleibt kalt
Ob jung oder alt,
Der Wien, wie es wirklich ist, kennt
Müßt' ich einmal fort
Von dem schönen Ort,
Da nähm' meine Sehnsucht kein End.
Dann hört' ich aus weiter Ferne ein Lied,
Das klingt und singt, das lockt und zieht:

 

(Refrain:)
Wien, Wien, nur du allein
Sollst stets die Stadt meiner Träume sein!
Dort, wo die alten Häuser stehn,
Dort, wo die lieblichen Mädchen gehn!
Wien, Wien, nur du allein
Sollst stets die Stadt meiner Träume sein!
Dort, wo ich glücklich und selig bin,
Ist Wien, ist Wien, mein Wien!

 

2. Bei jeder Gaudi
Na, Sie wissen's eh
Bin ich allemal gleich dabei.
Ich b'halt mein Hamur
Bis spät in der Fruah
Mir ist alles dann allerlei.
Und wenn ich beim Wein
Dann sitze zu zwein
Und sehnend ein Arm mich umschlingt,
Wenn heimlich und leis'
Der Heimat zum Preis
Ein straußischer Walzer erklingt:
Dann hört' ich aus weiter Ferne ein Lied,
Das klingt und singt, das lockt und zieht:

 

(Refrain)

 

3. Ob ich will oder net
Nur hoff' ich recht spät
Muß ich einmal fort von der Welt.
Geschieden muß sein
Von Liebe und Wein,
Weil alles, wie's kommt auch vergeht.
Ah, das wird ganz schön
Ich brauch' ja nicht z'gehn,
Ich flieg' doch in' Himmel hinauf,
Dort setz' ich mich hin
Schau runter auf Wien,
Der Steffel, der grüßt ja herauf.
Dann hört' ich aus weiter Ferne ein Lied,
Das klingt und singt, das lockt und zieht:

 

(Refrain)

 

4. In Sturm und in Not
Von Feinden umdroht,
Steht Österreich aufrecht und hehr.
Von Helden umweht
Mit funkelndem Schwert
In eiserner, schirmender Wehr!
Wo Lied und Gesang
Im Frieden erklang
Ertönt jetzt Trompetensignal!
Aus sanftem Gemüt
Erstarkt und erblüht
Ein Heldengeschlecht ohne Zahl!
Und wenn dann im Feld der Schlummer euch flieht,
Ertöne leis von ferne das Lied:

 

(Refrain)

 

自分に文才があるわけでもないのですが、
気に入った日本語訳がなかなか見つかりません。

 

「ウィーン わが夢の街 」
Wien、du Stadt meiner Träume

作詞 : ルドルフ・ジーツィンスキー
日本語歌詞 : あらかは ひろし

 

喜びも悲しみも みんなこのまちに
夜でも昼でも 心のなぐさめ
誰にでも愛される わたしのふるさと
わたしの心は いつもこのまちに
遥かきこえてくる楽しい歌声
ウィーン ウィーン
お前は心のふるさとよ
古びたまちかど かわいい娘たち
ウィーン ウィーン
お前はわたしの夢のまち
幸せあふれる夢のまちウィーン
喜びは果てもなく 酒と女と歌
ほのぼのと朝日が 空を染めるまで
静かにふたりで愛を語るとき
いつの日かこの世に別れるその日
晴れわたる大空に この身は漂い
遥かに見おろすシュテファン寺院の
尖塔に永遠の別れを告げよう
遥かきこえてくる楽しい歌声
ウィーン ウィーン
お前は心のふるさとよ
古びたまちかど かわいい娘たち
ウィーン ウィーン
お前はわたしの夢のまち
幸せあふれる夢のまちウィーン
ワルツの調べに心ははずむ
遥かきこえてくる楽しい歌声
ウィーン ウィーン
お前は心のふるさとよ
古びたまちかど かわいい娘たち
ウィーン ウィーン
お前はわたしの夢のまち
幸せあふれる夢のまちウィーン


意訳 : 山田 誠

私の心も魂も ウィーンに
降っても 晴れても 心は いつもウィーンに
だって ここは わたしの庭
昼だけじゃない、夜のウィーンも格別
だって そこは くつろげる わが家
本当のウィーンを知る人なら、
お年寄りも 若い衆も みんな温かくて
意地悪なやつなんか 一人もいないんだよ
もし いつか この美しいウィーンの街を
離れなければならなくなったとしても
きっと わたしの心だけは いつまでも
ずーっと ここにとどまっているんじゃないかなあ
そして そのとき はるか遠くから
きっと聞こえてくる ひとつの歌が、
わたしの心に 間違いなく聴こえてくる
ウィーンだ、ウィーンだけだ
そこは わが夢の街
懐かしい昔のままの家々が立ち並び
愛らしい少女たちが挨拶を交わすところ
ウィーンだ、ウィーンだけだよ
ここだけが わが夢の街
わたしが わたしらしく、幸せに満たされるところ
それこそがウィーンだ、
ウィーン、わたしのウィーン・・・

しかし 否が応でも
いつかは その時が やってきてしまうのだろうな、
- なるべく遅けりゃ いいんだけど、
それは わたしが この世を去らねばならぬ時のこと
もうお別れだ、素敵な恋心とも 美味しいお酒とも
もの皆すべて 生まれる時があれば、朽ちる時もある
ああ、でも それもまた良いかも
だって もう歩かなくていいんだもん
その時には うんと空高く 舞い上がるんだよ
天に座して、
そこから 大好きなウィーンの街を見おろしたら、
聖シュテファン教会が わたしを見上げて 挨拶してくれるかも
そして そのとき はるか遠くから
きっと聞こえてくる ひとつの歌が、
わたしの心に 間違いなく聴こえてくる
ウィーンだ、ウィーンだけだ
そこは わが夢の街
懐かしい昔のままの家々が立ち並び
愛らしい少女たちが挨拶を交わすところ
ウィーンだ、ウィーンだけだよ
ここだけが わが夢の街
わたしが わたしらしく、幸せに満たされるところ
それこそがウィーンだ、
ウィーン、わたしのウィーン・・・

民謡「Song of the Birds/鳥の歌」

 

独裁者フランシスコ・フランコのスペイン統治時代、1971年10月24日カザルス94歳、ニューヨーク国連本部で演奏「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は、ピース、ピース(英語の平和)と鳴くのです」。国連平和賞授与。


少女ルイゼ・ワルカーの演奏を聴き「ギターが歌う/Gitarre singt」と讃えた指揮者フルトヴェングラーは、チェロ奏者としてのカザルスへ次のような賛辞を残している。「パブロ・カザルスの音楽を聴いたことのない人は、弦楽器をどうやって鳴らすかを知らない人である」

厳選クラシックちゃんねる

お薦めYouTubeチャンネル「厳選クラシックちゃんねる」の紹介です。是非どうぞ! 

沸き立つ「ウィーン」の薫り

映画「第三の男」は二次大戦直後のウィーンで撮影された名画です。民族楽器と言ってもこのぐらいの巨匠となるとウィーンフィルを背景にソロを弾きます。チター奏者のアントン・カラス氏のことです。

動画中に見られるウィーンの街角が典型的な旧市街地の様子です。生き生きとしたメロディが安定した拍に乗って華やかに響きます。

演奏は民族楽器チターの他に民族楽器ダブルネックギター(Doppelhalsgitarre)とアコーディオンです。要するにシュランメルン楽団ですね。楽しいわけです。

新刊「ベートーヴェンは凄い!」

武田倫子さんの新刊です。ボクの仲間です。

ベートーヴェンは凄い!

 

下に購入のためのアマゾンリンクを張っておきますね。よろしくお願いします。

 

~武田倫子さんよりメッセージ~

「ベートーヴェンは、なぜこのように引っ越しをしたのでしょうか?そして当時の事情とは?」

さまざまことに思いを巡らせながら、ウィーンの街や森を散策すると、また違った巨匠の人間的な一面に触れられるかもしれません。この本の折込み地図では、具体的にその場所を紹介してみました。

自然界の中で幾多のインスピレーションを得ることが多かったベートーヴェンにとって、ハイリゲンシュタットやウィーンの森、そしてメードリングとバーデンの散歩道も重要な意味を持っています。どのような曲になっていったのでしょうね。

超大物の音楽家ですが、楽しみながらその心の旅路を散歩できますように・・と綴りました。

気難しく見えながらユーモアも持ち合わせており、また意外に食にもこだわりのあった人物でその嗜好にも触れておりますが、皆様それぞれの感性でベートーヴェンを身近に感じて頂けたらうれしいです。

ウィーンの森にて 武田倫子

ゴジラ

YouTubeで見つけた名演です。

ゴジラ俳優の中島春雄さんの演技に及ばずとも素晴らしいと感じませんか。生意気を言えば、音程に配慮しアクセント以外を気を付けて少しだけそぎ落とせば、力まずに迫力が増すのではないかと思います。それから打楽器の拍と音色は難しいですね。まことに「言うは易し行うは難し」を感じます。

https://youtu.be/QtuYEM9kkco

メトロノーム

基礎練習用のPC用メトロノームソフトを探してます。

今のところ気に入ったメトロノームソフトが見つからないので、取りあえず以下を使わせていただいてます。

http://www1.vecceed.ne.jp/~bemu/auftakt/

 

メトロノームというのは視覚的にもリズムを刻むわけですが、メトロノームの動きと音楽の発音のタイミングが難しく、演奏時に活き活きと泊を刻むことができるだけでも一流の音楽家だろうと感じるほどです。

これは、感覚の違いによって発音のタイミングが変わるという意味で、もっと言えば、田植えをするときに一歩一歩足を下ろすときのカウントと、馬に乗って身体が上下するときのカウントのタイミングが別物だということです。もちろん知っている人にとってはあたり前のことです。ゴメンナサイね。

放物線の動きから音楽芸術は生まれないわけですが、安定したこの泊の取り方を身につけるのは西洋人にとっても至難の業で、長年の沢山の経験を積み重ねるしか無いのではないかと感じてます。毎日ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを聴き続ければ良いだけなのですがね。

騙された思ってお試しあれ。

 

余談ですがベートーベンが使っていたメトロノームは壊れていたようですね。切れやすかった彼が怒っていたそうです(笑; ですからベートベンのメトロノーム速度指定はあてにならないようです。それからテンポ・ルバートにつていはモーツアルトが記してますね。

 

PC用のメトロノームに限らず市販品も同じですが、拍の刻みで視覚と感覚にずれの少ないものを気長に探します。

本気の映画音楽

ブログを新規に設置しました。


この投稿のタイトルは「本気の映画音楽」です。

一体どこが本気なのかが問題なのですが、より良い演奏のために一生懸命に取り組むことができるかどうかが結果を大きく左右するようです。

作曲者の指揮でウィーンフィルが演奏してます。会場は楽友協会の黄金のホールです。ウィーンフィルが楽友協会で演奏すると天下無敵です。

それから、いつも感じるのですが、指揮者と打楽器の役割は演奏の要ですね。夢と現実の狭間で自らの感性が揺れます。

 

ギターの先生をして半世紀ぐらいです。その間には難しい曲を見事に弾きこなす生徒にも恵まれました。

師弟が一丸となってある程度のレベルに達したときに芸術の壁に当たり、始めて気付いたことがあります。

楽典から始まり、音楽史と様式の把握、和声と対位法、解剖学から学ぶ関節と筋肉の動かし方、演奏時の集中力など多くの課題以前に、何が素晴らしいのか、何が芸術なのかを知らなければ、目的を失ってしまうわけです。

 最初の一歩で方向を見失ってはいけませんから、特に初心者が良い芸術に触れ、良い演奏に触れることが大切なことに気付いた次第です。

 

日本で高い山と言えば富士山であって、富士山に登っていると勘違いし間違ってボタ山に登ってはいけないと思うのです。本物を見つけるのは至難の業なのかもしれませんが、ボクは富士山を目指したいです。クリムトの絵画が好きと言う人がヒューゴー・ヴォルフは嫌いとか、シェークスピアの痛みとジョン・ダウランドの憂いがわからないというのは悲しいことだと思います。ですからボクのお弟子さんには是非とも良い音楽に触れていただきたいと切望します。

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