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カテゴリー「音楽芸術」の検索結果は以下のとおりです。

ブラジル・ギター・デュオ 

ギターデュオと言えば、ジョン&ブリーム以外で音楽の息づかいの感じられる演奏家を知りません。これは、名演奏家として知られ個人的にも好んで聴くプレスティ&ラゴヤ、名手として知られるアサド兄弟も同じで、精神活動としての芸術からは離れていると感じています。

楽友協会で演奏されたアーノンクールのマタイ、ヨハネ、h-mollメッセ、メサイア、最晩年のカラヤンのブルックナーやマーラー、ジェシー・ノーマン、パヴァロッティ、ホロビッツ、クライバーのニューイヤーコンサートで演奏されたブッ飛んだコウモリ序曲とか、晩年のゼルキンが弾いたベートーベン最後のピアノソナタ3曲、ブレンデル引退演奏会のアンコール曲、楽しかったメルビッシュ湖上オペレッタ、セゴビア、ワルカーさんの名演などの忘れられないコンサートの中に入る演奏家は少ないです。

長年ブラジルとか中南米は貧しいと思い込んでましたが、芸術に触れると、実は日本よりも豊かなんだと感じざるを得ません。Waao bravo!!!

https://www.youtube.com/watch?v=N-5OaDa0Wg0

それから、新しい弦は調律が乱れがちですが、やはり調弦で妥協してはいけないのですね。

エドゥアール・リスラー

プラハの清介さんからのメールで教えていただくまで、このピアニスト、エドゥアール・リスラー/Edouard Risler(1973-1929)の存在を知りませんでした。

グラナドスから『ゴイェスカス』より「窓辺の語らい (Coloquio en la reja)」を献呈されたピアニストです。

YouTubeに窓辺の語らいの楽譜付きの演奏があります。下記のエドゥアール・リスラーの演奏を聴く前に聴いておくと良いです。先にリスラーを聴いてしまうと、これほどの名演でも虚飾が気になり色あせて聴こえるからです。

https://www.youtube.com/watch?v=RdDCN2Bwp64

特にギターを弾く若年層の中に音楽とサーカスを混同する傾向を感じてますが、現存する音源で最も古いこの世代の音楽家には、弾き跳ばしとか見過ごしが無く、演奏にごまかしが微塵も感じられません。素晴らしいです。

もちろん20世紀初頭の録音ですから雑音があるのは仕方ないです。再現芸術としての本質は、雑音の有る無しでは無いというというところが肝要です。

この演奏芸術について録音技術を語るのは的外れですから、その点については別の場で思う存分語れば良いと思います。それが技術の進歩に繋がり、多くの人々の生活を豊かにすることに繋がると信じて疑いません。

パバロッティの「ネッスン・ドルマ」

残念なことに、昔の話になってしまいましたが、3大テノールで知られるルチアーノ・パヴァロッティ氏の「ネッスン・ドルマ」です。凄まじかったです。

https://www.youtube.com/watch?v=cWc7vYjgnTs

 

技術だけでは芸術の高みには達することは出来ないかも知れないけど、技術の壁を超えないと対峙することができないこともあると感じさせてくれます。演奏が終わったときに、人格の変貌も感じられます。才能と努力の両方を兼ね備えた指揮者にも恵まれ、幸いでした。

美しきロスマリン

ポピュラーな曲ですから誰でも知っていると思います。バイオリンの巨匠フリッツ・クライスラーの小品で、作曲家当人の名演が残ってます。

クライスラーは、オーストリアの帝政時代から共和制さらにナチス独裁という時代の流れの中で活躍した音楽家です。皇帝フランツ・ヨセフの時代を含むので、聴いていると沸き立つような「古き良き時代」のウィーンの薫りが伝わってきます。アシュケナジムだったことからオーストリアがドイツに併合されたときにアメリカに渡り没してます。

「音楽的に粗野」という理由でウィーンフィルの入団試験で落とされてますが、軍人でしたし、また学んだのがウィーン国立音大ではなくウィーン市立音大でした。ウィーン市立音大を10才で主席卒業、さらにパリ音楽院を12才で主席卒業してます。

クライスラーは、ウィーン市立音大でブルックナーから作曲を学んでいるので、小品にもスケールの大きさが感じられるのは、その影響なのかも知れません。

 録音は1938年、ヒットラーがオーストリアを併合した年ですから、クライスラーがアメリカに渡る直前ですね。

パリ音楽院でも学んでますから、この録音の8年前のフランスのラベル(1875年3月7日 - 1937年12月28日)自身の演奏を聴くと、拍の刻みの厳しさから曖昧なところが無いという意味で、同じような印象を受けます。

作者であるラベル自身の指揮による1930年初演のボレロです。ごまかしの無い、類稀なる名演です。巨匠の精神力にたじろがず最後まで集中して聴くのは簡単ではありません。

 

美しきロスマリン(Schön Rosmarin)は、フリッツ・クライスラー(Fritz Kreisler, 1875年2月2日ウィーン生 - 1962年1月29日ニューヨーク没)作曲のヴァイオリンとピアノのための小作品。 4分の3拍子。ト長調。簡単な三部形式。著作権切れPDF楽譜(上から30ページ目、楽譜内のページ表記と異なる)

ショパン国際ピアノコンクール

5年毎に開催されるショパンコンクールがコロナ禍の影響で1年延期され、今回は6年ぶりの開催となりました。開催地はショパンの国ポーランドのワルシャワです。

https://youtu.be/0ie831U-sCU?t=5039

ショパンコンクールは、ピアノのコンクールの最高峰として知られ、コンクール優勝者は生涯に渡り世界を股にかけての演奏家人生が約束されることになります。

日本ではマスコミが2位だけを大きく取り上げてますが、ここでは先ず優勝者を讃えたいと思います。

中国系カナダ人のブルース・シャオユー・リウさん優勝おめでとうございます。

そして2位の2人、反田恭平さん、アレクサンダー・ガジェヴさん、3位のマルティン・ガルシア・ガルシアさんおめでとうございます。

歌謡曲

人の心を救う芸術への取り組みは、正攻法の姿勢を崩してはならないと思ってます。それが基本です。 

戦後間もない頃からテレビで毒々しい表現の歌謡ばかりが紹介され続け、日本人の歌心が失われつつあるのを感じてます。

母が子を懐き口ずさむ美しい心を決して忘れてはならないと思います。歌の心は人を救います。特に日本人は歌を忘れてはならないとも感じてます。

鶫真衣さんが歌う「長崎の鐘」です。

画像は別の動画から取りました。

ジェシー・ノーマン

これまでの人生で最も感動した歌でした。素晴らしい音楽が低画質を補って余りあると感じます。

 

Bravi !!!

「故郷は遠きに有りて想うもの」とはよく言ったものだと思います。

石の壁に囲まれた静寂なアパートの深夜でした。1万キロの彼方から郷里の夜空を懐い、坂本九さんが唄うこの曲を聴いたのを想い出します。

 

 

仲間の演奏というのは、良いものですね。歌心というのは、打楽器奏者にも溢れるんですね。Bravi !!!

 今、この小さな部屋の小さな窓から見える空を見上げると、1万キロの彼方に居る仲間たちの温かい眼差しが感じられます。

 

作詞:永六輔
作曲:いずみたく

見上げてごらん夜の星を 小さな星の
小さな光が ささやかな幸せを うたってる

見上げてごらん夜の星を 僕らのように
名もない星が ささやかな幸せを 祈ってる

手をつなごう僕と 追いかけよう夢を
二人なら苦しくなんかないさ

見上げてごらん夜の星を 小さな星の
小さな光が ささやかな幸せを うたってる

手をつなごう僕と 追いかけよう夢を
二人なら苦しくなんかないさ

見上げてごらん夜の星を 小さな星の
小さな光が ささやかな幸せを うたってる

見上げてごらん夜の星を 僕らのように
名もない星が ささやかな幸せを 祈ってる
ささやかな幸せを 祈ってる

九州唯一の音大

2016年の暮れのことでした。

熊本の平成音楽大学の学生さん達がウィーンに来て、モーツアルト記念館のベーゼンドルファー・ホールで発表演奏してゆきました。

話を聞くと熊本地震の後、校舎再建の目処も無くバラック校舎で修行が続いているとのことでした。

真摯な学長さんの開演の辞で「今、日本から文化が消えようとしている」「試練のとき、今こそ学生達へヨーロッパ文化を体験させねばならない」という言葉がありました。ヨーロッパ研修旅行実現の苦難が感じられます。

現場で現実と真剣に向き合う一人の教育者の姿に心打たれました。

早期の復旧を願ってます。

 

人は思いを残して世を去ります。その思いの塊が芸術です。素晴らしい芸術や文化に驚き心打たれ感動を共に分かち合うことができればと願ってやみません。

本当に楽しい

1935年のChico Marx です。下記の画像をクリックするとYouTubeが開きます。

https://www.youtube.com/watch?v=amQ63EZfUMA&t=396s

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