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ユーザー「takasaki」の検索結果は以下のとおりです。

MGG Online

MGG(Die Musik in Geschichte und Gegenwart)といえば、真面目に音楽に取り組んでいる人なら誰もが世話になっている定番中の定番として知られる音楽百科事典です。25000ページに3500人の著作者によって19000項目が網羅されており、これまでに刊行された音楽辞典中で最大の情報量です。

全巻を揃えると安いものではないので、これまではウィーンの図書館から必要ページのコピーを持ち帰り、床中にコピーを並べ、ラインマーカーを駆使して調べ物をしてました。


ヨゼフ・ツートのギター辞典がパブリックドメインで公開されていたので、もしかしてと思い当たり、独語グーグルで探してみたところヒットしました。

MGG Online
MGG Online (Die Musik in Geschichte und Gegenwart)

 

辞典とか辞書のドイツ語は難しくないので助かります。なおフルアクセスには登録が必要です。

花伝書「風姿花伝」本文

  • 2021/08/13 21:52
  • カテゴリー:その他

人を育てることは最も尊いことだというのが恩師の内田時代先生の言葉でした。

また、「子育ては人生最大の事業である」は我が家の家伝です。生き様とか人生は、子供に対する経済的な支援も含めて、両親の取り組みが大きく影響するのは間違いないです。

そういうことを考える度に思い出すのが、世界最古の教育書として知られる「風姿花伝」です。世阿弥によるものですから15世紀の始めの書です。

 

書籍は重量の都合から引っ越し荷物に入れられなかったので、数冊を除き破棄したので手元に風姿花伝の現代語訳が無いのですが、ウィキペディアからのリンクでネットに出ているのを知りました。

花伝書「風姿花伝」本文

Josef ZUTH「Handbuch der Laute und Gitarre」

Josef ZUTH著「Handbuch der Laute und Gitarre」PDFファイルがパブリックドメインで公開されてました。

ヨゼフ・ツートのギター辞典

このヨゼフ・ツートのギター辞典は、ギター関連の調べ物をするときの定番です。ドイツ語が難しくないので助かります。引っ越しで諦めた膨大な書籍の中の一冊でしたが、絶版で入手不可能ですから見つかって嬉しいです。

因みに音楽辞典は世界最大の「Die Musik in Geschichte und Gegenwart」です。

ウィーン、わが夢の街 (Wien, Wien - nur Du allein)

Wiener Lieder/ウィナーリート/ウィーン歌謡の定番です。

作家は音大ではなくウィーン大学出身の役人でした。

 1914年の曲ですから第一次世界大戦勃発の年です。ウィーンでは誰も敗戦を想像してませんでした。フランツ・ヨーゼフ皇帝の元で大いにウィーンが繁栄していたときです。

Richard Tauber [Wien, Wien nur du allein]

 

帝政末期の世紀末ですから、今から振り返るとウィーンの一番良いときかもしれませんね。

因みに「世紀末/Hundertjahreswende/フンデルト・ヤーレス・ウェンデ」という言葉は、正確に訳すと19世紀末から20世紀初頭にかけての「世紀過渡期」の意です。


簡単そうに聞こえますが、綺麗に歌っても始末に負えないという曲です。ウィンナーワルツ同様に、ウィーンの薫り高く演奏するのは、想像を絶するほど難しいです。「ウィーン、夢と現実」とは良く言ったもので、夢と現実の狭間に芸術が生まれるのがウィーンなのでしょう。ブンダーリッヒやハンス・モーザー、その仲間もお薦めです。

ワルター・マンハルト「ウィーン、わが夢の街」

1. Mein Herz und mein Sinn
Schwärmt stets nur für Wien,
Für Wien, wie es weint, wie es lacht!
Da kenn ich mich aus,
Da bin i halt z'Haus,
Bei Tag und noch mehr bei der Nacht.
Und keiner bleibt kalt
Ob jung oder alt,
Der Wien, wie es wirklich ist, kennt
Müßt' ich einmal fort
Von dem schönen Ort,
Da nähm' meine Sehnsucht kein End.
Dann hört' ich aus weiter Ferne ein Lied,
Das klingt und singt, das lockt und zieht:

 

(Refrain:)
Wien, Wien, nur du allein
Sollst stets die Stadt meiner Träume sein!
Dort, wo die alten Häuser stehn,
Dort, wo die lieblichen Mädchen gehn!
Wien, Wien, nur du allein
Sollst stets die Stadt meiner Träume sein!
Dort, wo ich glücklich und selig bin,
Ist Wien, ist Wien, mein Wien!

 

2. Bei jeder Gaudi
Na, Sie wissen's eh
Bin ich allemal gleich dabei.
Ich b'halt mein Hamur
Bis spät in der Fruah
Mir ist alles dann allerlei.
Und wenn ich beim Wein
Dann sitze zu zwein
Und sehnend ein Arm mich umschlingt,
Wenn heimlich und leis'
Der Heimat zum Preis
Ein straußischer Walzer erklingt:
Dann hört' ich aus weiter Ferne ein Lied,
Das klingt und singt, das lockt und zieht:

 

(Refrain)

 

3. Ob ich will oder net
Nur hoff' ich recht spät
Muß ich einmal fort von der Welt.
Geschieden muß sein
Von Liebe und Wein,
Weil alles, wie's kommt auch vergeht.
Ah, das wird ganz schön
Ich brauch' ja nicht z'gehn,
Ich flieg' doch in' Himmel hinauf,
Dort setz' ich mich hin
Schau runter auf Wien,
Der Steffel, der grüßt ja herauf.
Dann hört' ich aus weiter Ferne ein Lied,
Das klingt und singt, das lockt und zieht:

 

(Refrain)

 

4. In Sturm und in Not
Von Feinden umdroht,
Steht Österreich aufrecht und hehr.
Von Helden umweht
Mit funkelndem Schwert
In eiserner, schirmender Wehr!
Wo Lied und Gesang
Im Frieden erklang
Ertönt jetzt Trompetensignal!
Aus sanftem Gemüt
Erstarkt und erblüht
Ein Heldengeschlecht ohne Zahl!
Und wenn dann im Feld der Schlummer euch flieht,
Ertöne leis von ferne das Lied:

 

(Refrain)

 

自分に文才があるわけでもないのですが、
気に入った日本語訳がなかなか見つかりません。

 

「ウィーン わが夢の街 」
Wien、du Stadt meiner Träume

作詞 : ルドルフ・ジーツィンスキー
日本語歌詞 : あらかは ひろし

 

喜びも悲しみも みんなこのまちに
夜でも昼でも 心のなぐさめ
誰にでも愛される わたしのふるさと
わたしの心は いつもこのまちに
遥かきこえてくる楽しい歌声
ウィーン ウィーン
お前は心のふるさとよ
古びたまちかど かわいい娘たち
ウィーン ウィーン
お前はわたしの夢のまち
幸せあふれる夢のまちウィーン
喜びは果てもなく 酒と女と歌
ほのぼのと朝日が 空を染めるまで
静かにふたりで愛を語るとき
いつの日かこの世に別れるその日
晴れわたる大空に この身は漂い
遥かに見おろすシュテファン寺院の
尖塔に永遠の別れを告げよう
遥かきこえてくる楽しい歌声
ウィーン ウィーン
お前は心のふるさとよ
古びたまちかど かわいい娘たち
ウィーン ウィーン
お前はわたしの夢のまち
幸せあふれる夢のまちウィーン
ワルツの調べに心ははずむ
遥かきこえてくる楽しい歌声
ウィーン ウィーン
お前は心のふるさとよ
古びたまちかど かわいい娘たち
ウィーン ウィーン
お前はわたしの夢のまち
幸せあふれる夢のまちウィーン


意訳 : 山田 誠

私の心も魂も ウィーンに
降っても 晴れても 心は いつもウィーンに
だって ここは わたしの庭
昼だけじゃない、夜のウィーンも格別
だって そこは くつろげる わが家
本当のウィーンを知る人なら、
お年寄りも 若い衆も みんな温かくて
意地悪なやつなんか 一人もいないんだよ
もし いつか この美しいウィーンの街を
離れなければならなくなったとしても
きっと わたしの心だけは いつまでも
ずーっと ここにとどまっているんじゃないかなあ
そして そのとき はるか遠くから
きっと聞こえてくる ひとつの歌が、
わたしの心に 間違いなく聴こえてくる
ウィーンだ、ウィーンだけだ
そこは わが夢の街
懐かしい昔のままの家々が立ち並び
愛らしい少女たちが挨拶を交わすところ
ウィーンだ、ウィーンだけだよ
ここだけが わが夢の街
わたしが わたしらしく、幸せに満たされるところ
それこそがウィーンだ、
ウィーン、わたしのウィーン・・・

しかし 否が応でも
いつかは その時が やってきてしまうのだろうな、
- なるべく遅けりゃ いいんだけど、
それは わたしが この世を去らねばならぬ時のこと
もうお別れだ、素敵な恋心とも 美味しいお酒とも
もの皆すべて 生まれる時があれば、朽ちる時もある
ああ、でも それもまた良いかも
だって もう歩かなくていいんだもん
その時には うんと空高く 舞い上がるんだよ
天に座して、
そこから 大好きなウィーンの街を見おろしたら、
聖シュテファン教会が わたしを見上げて 挨拶してくれるかも
そして そのとき はるか遠くから
きっと聞こえてくる ひとつの歌が、
わたしの心に 間違いなく聴こえてくる
ウィーンだ、ウィーンだけだ
そこは わが夢の街
懐かしい昔のままの家々が立ち並び
愛らしい少女たちが挨拶を交わすところ
ウィーンだ、ウィーンだけだよ
ここだけが わが夢の街
わたしが わたしらしく、幸せに満たされるところ
それこそがウィーンだ、
ウィーン、わたしのウィーン・・・

民謡「Song of the Birds/鳥の歌」

 

独裁者フランシスコ・フランコのスペイン統治時代、1971年10月24日カザルス94歳、ニューヨーク国連本部で演奏「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は、ピース、ピース(英語の平和)と鳴くのです」。国連平和賞授与。


少女ルイゼ・ワルカーの演奏を聴き「ギターが歌う/Gitarre singt」と讃えた指揮者フルトヴェングラーは、チェロ奏者としてのカザルスへ次のような賛辞を残している。「パブロ・カザルスの音楽を聴いたことのない人は、弦楽器をどうやって鳴らすかを知らない人である」

バビロンの流れのほとりにて

  • 2021/08/04 04:40
  • カテゴリー:その他

ヨーロッパ留学を真面目に考えている生徒さんにお薦めの本です。すでに留学中の方にもお薦めです。「バビロンの流れのほとりにて」森有正著

バーゼルの巨匠リューティスト大島秀文さんに薦められ読んだ本です。1981年のことでした。

伝統について考える

  • 2021/06/30 17:38
  • カテゴリー:その他

ウィーン古典派に代表される伝統的な西洋音楽は本当に美しいです。

以下、下記の本「日本の礼儀作法」からの引用です。

「能楽の型付け、歌舞伎役者の見得を切る動作、力士の四股をを踏む動作さなどは、「型」という伝統的に決められた動作で、その型にはまった動作が実に美しい。型は先人たちが何百年も研究と改良を積み上げてきた結果であり、一人の浅はかな経験で完成できるものではない。」

竹田恒泰著「日本の礼儀作法」

 

ケルンテン門劇場でベートベンの第九を初演した諸先輩の方々の言葉に耳を傾けそれを真面目に受け継いだ先輩の言葉についてよく考えるべきだと思います。つい2百年前の話なのです。

ケルンテン門劇場は宮廷歌劇場(現在のウィーン国立歌劇場)がすぐ近くに建造されたときに取り壊されました。19世紀の地図で確認すると国立歌劇場裏のカフェ・モーツアルトのあたりに入り口があったようです。演奏後に指揮台の上に立ち尽くすベートベンの逸話は、グーグル「第九 初演」検索で知ることができます。

なぜルネサンスではなくバロックではなくロマン派でもないのかは、日を改めてしましょう。

厳選クラシックちゃんねる

お薦めYouTubeチャンネル「厳選クラシックちゃんねる」の紹介です。是非どうぞ! 

ギターの音合わせ問題

ギターのチューニングについて第3段です。


サドルの切り方が3弦だけ異なる方向に斜めカットしてある楽器を時々見ます。気になっていたのですが、以下ページに詳細が出てました。目からウロコです。工房ミネハラさんありがとうございます。

 

画像をクリックすると詳細説明ページに跳びます。

ギターの音合わせ

ギターの調弦がボクは苦手です。

弦のゲージ(太さ)が均一でないと、基音と倍音の音高が違うし、ときにはサドルやナットの調整不良から響きに音程の幅が生まれるときも多いです。

それから、ギターのフレットは、オクターブ内を均等に12分割してそれぞれの音に割り付けた平均律で打ってあるのに比べて、完全音程は倍音から割り振った純正律ですから、完全8度/完全5度/完全4度の純正律で調弦したときに、フレットによって割り振られた平均律と微妙なずれが生じます。特に完全5度は純正律と平均律の誤差が大きかったと記憶してます。

以下は純正律と平均律の違いの説明です。
https://www.youtube.com/watch?v=yWVWyfzEdIA


ハーモニックスは純正律です。12フレットと5フレットはオクターブですから基音との誤差はありません。7フレットのハーモニックスは基音から完全音程で(オクターブ上の)5度高い響きですから、平均律より高い音が出ます。

以下動画はわかりやすいです。目からうろこです。
https://www.youtube.com/watch?v=MrMClrUfGeA

12平均律はオクターヴをそれぞれ100セントの12の半音に分割したものですから、半音が100セント、全音が200セント、オクターブは1200セントです。

振動数を表すヘルツ(Hz)では、オクターブは2倍数の振動数です。

※参照: Hzとセントの単位の関係

 

英米式音名の A4 音を 440 Hz とすることが定められたのは,1939年,ロンドンにおける国際会議でのことでした。

それまでの基準周波数は,1885年にウィーンの会議で決められた 435 Hz で,それ以前は国際基準は存在しなかったようです。

※参照: 一般社団法人 日本音響学会

 

一般的にギターの調弦で使う音高は1弦の5フレットが440Hzです。ところが、ウィーン国立音大のピアノはウィーンフィルと同じ444Hzで調律されてます。オーケストラは、公演の始まり時よりも、終演時は会場気温と湿度の変化の影響なのか、音が数ヘルツ高くなると言われてます。ややこしいです。。。

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