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ユーザー「takasaki」の検索結果は以下のとおりです。

ショパン国際ピアノコンクール

5年毎に開催されるショパンコンクールがコロナ禍の影響で1年延期され、今回は6年ぶりの開催となりました。開催地はショパンの国ポーランドのワルシャワです。

https://youtu.be/0ie831U-sCU?t=5039

ショパンコンクールは、ピアノのコンクールの最高峰として知られ、コンクール優勝者は生涯に渡り世界を股にかけての演奏家人生が約束されることになります。

日本ではマスコミが2位だけを大きく取り上げてますが、ここでは先ず優勝者を讃えたいと思います。

中国系カナダ人のブルース・シャオユー・リウさん優勝おめでとうございます。

そして2位の2人、反田恭平さん、アレクサンダー・ガジェヴさん、3位のマルティン・ガルシア・ガルシアさんおめでとうございます。

歌謡曲

人の心を救う芸術への取り組みは、正攻法の姿勢を崩してはならないと思ってます。それが基本です。 

戦後間もない頃からテレビで毒々しい表現の歌謡ばかりが紹介され続け、日本人の歌心が失われつつあるのを感じてます。

母が子を懐き口ずさむ美しい心を決して忘れてはならないと思います。歌の心は人を救います。特に日本人は歌を忘れてはならないとも感じてます。

鶫真衣さんが歌う「長崎の鐘」です。

画像は別の動画から取りました。

ジェシー・ノーマン

これまでの人生で最も感動した歌でした。素晴らしい音楽が低画質を補って余りあると感じます。

 

Bravi !!!

「故郷は遠きに有りて想うもの」とはよく言ったものだと思います。

石の壁に囲まれた静寂なアパートの深夜でした。1万キロの彼方から郷里の夜空を懐い、坂本九さんが唄うこの曲を聴いたのを想い出します。

 

 

仲間の演奏というのは、良いものですね。歌心というのは、打楽器奏者にも溢れるんですね。Bravi !!!

 今、この小さな部屋の小さな窓から見える空を見上げると、1万キロの彼方に居る仲間たちの温かい眼差しが感じられます。

 

作詞:永六輔
作曲:いずみたく

見上げてごらん夜の星を 小さな星の
小さな光が ささやかな幸せを うたってる

見上げてごらん夜の星を 僕らのように
名もない星が ささやかな幸せを 祈ってる

手をつなごう僕と 追いかけよう夢を
二人なら苦しくなんかないさ

見上げてごらん夜の星を 小さな星の
小さな光が ささやかな幸せを うたってる

手をつなごう僕と 追いかけよう夢を
二人なら苦しくなんかないさ

見上げてごらん夜の星を 小さな星の
小さな光が ささやかな幸せを うたってる

見上げてごらん夜の星を 僕らのように
名もない星が ささやかな幸せを 祈ってる
ささやかな幸せを 祈ってる

九州唯一の音大

2016年の暮れのことでした。

熊本の平成音楽大学の学生さん達がウィーンに来て、モーツアルト記念館のベーゼンドルファー・ホールで発表演奏してゆきました。

話を聞くと熊本地震の後、校舎再建の目処も無くバラック校舎で修行が続いているとのことでした。

真摯な学長さんの開演の辞で「今、日本から文化が消えようとしている」「試練のとき、今こそ学生達へヨーロッパ文化を体験させねばならない」という言葉がありました。ヨーロッパ研修旅行実現の苦難が感じられます。

現場で現実と真剣に向き合う一人の教育者の姿に心打たれました。

早期の復旧を願ってます。

 

人は思いを残して世を去ります。その思いの塊が芸術です。素晴らしい芸術や文化に驚き心打たれ感動を共に分かち合うことができればと願ってやみません。

本当に楽しい

1935年のChico Marx です。下記の画像をクリックするとYouTubeが開きます。

https://www.youtube.com/watch?v=amQ63EZfUMA&t=396s

フォルクスオペラのフラッシュモブ

数え切れないほどのフラッシュモブの中で、相変わらずこれが一番好きです。さすが我らがフォククス・オーパー、面目躍如です。たった4分ぐらいで、さっさと初めて、終わらせる潔さもウィーンらしくて好きです。

ウィーン西駅のフラッシュモブ

 

撮影場所はウィーン西駅です。昔話ですが西駅界隈に20年以上住んでましたから懐かしいです。

たくさん・たくさん学び、たくさん・たくさん経験して、行き着く先は理屈じゃなくて感動と感性なんだと感じさせられます。

楽器の違い

セゴビアのレッスンでお弟子さんから「セゴビア先生のギターは名器だから音が違う」と言われたときに、お弟子さんの楽器をセゴビアが手に取り、弾いたビデオテープがあります。

つまりセゴビアは、楽器以前に鳴らし方や弾き方が大切なことを示したわけで、楽器の鳴らし方を知らない人の弱音と、制御された繊細な弱音の間には大きな差があることを思い知らされた録画でした。

セゴビアが弾くと、お弟子さんのヘボ楽器が艷やかな響きで見事に音楽を紡ぎ出したわけですが、最近はその動画がYouTubeにあるのではないかと思います。見付けたらアップデートして貼り付けますね。

 

以下の動画は一人で6本のギターを次々と持ち替えての演奏です。響きは同じ指の一人の演奏家の音で統一性があり、その上で楽器による音の違いも確認できて興味深いです。ワルカー、セゴビア、ブリームなどの巨匠とは次元が違うとは言え、素晴らしい名演ですね。

◆ 1) 1964 Manuel de la Chica

マヌエル・デ・ラ・チーカ(1911グラナダ-1988グラナダ)

1930年代後半から製作を開始1970年代初めに体調不良の為引退。他のグラナダの製作家とは異なる楽器を生んだのは、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサやアメリカに移住する前のセウドニオ・ロメロ等との親交から、サントス・エルナンデス等の名器に触れる機会が有ったことからと考えられる。

◆ 2) 1996 Ignacio Fleta e hijos

イグナシオ・フレタ・エ・イーホス

イグナシオ・フレタⅠ世(1897年スペインのウエスカ生)はハウザー、アグアドと並び称されるバルセロナのギター製作家。13才でバルセロナに上京しフランス人弦楽器工房で修行。当初はチェロ、ヴァイオリン制作家だったが、1950年にセゴビア演奏レコードに感動し、1955年頃から息子のフランシスコ(1925年生)とガブリエル(1929年生)と共にクラシックギター製作を始め、1962年頃からラベルが、それまでの「Ignacio Fleta Barcelona」から「Ignacio Fleta e Hijos」に変わり2人の息子との共作となる。彼らのギターは独自の製作方法で作られ、重厚で輪郭のはっきりとした、芯のある美しい音が知られる。現在は三代目ガブリエルJr.。セゴビアやジョン・ウィリアムス、トリビオ・サントスが弾いたことから一気に世に知られるようになった。演奏者を問わずしっかりとした豪快な鳴りにも関わらず清潔感もある。バルセロナのような海辺で制作された楽器は表面板が割れやすいので湿度管理に留意が必要。

◆ 3) 2014 Roy Fankhänel(ドイツ)

http://fankhaenel-gitarrenbau.de/

◆ 4) 2014 Bernd Holzgruber double top

ベルント・ホルツグルーバー(1939ヴェルデン、オーストリア)

オーストリア Velden am Wörther See のギター製作家。1968年にカール・シャイトのクラスでウィーン国立音大の卒業コンサートを自作ギターで演奏。19世紀ギターから近代ギター、その他の撥弦楽器を研究し多くのレプリカを制作。

◆ 5) 2014 Keijo Korelin double top

http://keijokorelin.com/

◆ 6) 1999 Ignacio Fleta e hijos

イグナシオ・フレタ・エ・イーホス

イグナシオ・フレタ(1897年生)が1955年セゴビアの演奏を聴いて感動し、息子のフランシスコ(1925年生)とガブリエル(1929年生)と共にクラシックギター製作に専念。彼らのギターは独自の製作方法で作られ、重厚で輪郭のはっきりとした、芯のある美しい音を持つ。現在は三代目ガブリエルJr.。

 

現在のギター制作の始まり

今回はギター楽器の制作史です。古典派時代に生まれたギターという楽器は、19世紀後半に入ると徐々に音楽史の表面から消え去り、スペインの民衆音楽フラメンコの中で生き続けます。

そんな中でアントニオ・トーレスが、19世紀ギターよりも一回り大きく、形状をフラメンコギターから採用した音量のある楽器を制作したのが現在のギターの原型とされてます。

上記YouTube動画で扱われている「エルナンデス・イ・アグアド」と呼ばれるギターは、マヌエル・エルナンデスとアグアド・ロドリゲスの二人によって製作された銘器です。

  • サンチャゴ・マヌエル・エルナンデス(Santiago Manuel Hernandez) の呼び名で知られるSantiago Diaz Martinez(1895トレド近郊の Valmojado~1975)
  • ビクトリアーノ・アグアド・ロドリゲス (Victoriano Aguado Rodriguez 1897Madrid~1982)

彼らは、職場だったマドリードのピアノ工房で知り合い、良き友人となったそうです。二人で工房を立ち上げた当初は家具やピアノの修理、その後ギター製作を手掛けるようになりました。

製作は、エルナンデスがギター本体の製作を受け持ち、アグアドがニス塗り、ヘッドの飾りや細工を施して、全体の点検だったそうです。

1950年にギター専門工房としてスタートしたときの1本目をNo.100として1974年最後の作品No.454まで連続して355本製作されています。もちろん、ギター専門工房を始める前からもギターを製作しており、1924年の製作番号No.1のギターから始まり、何本製作したかは定かではありませんが、全部で400本以上製作したことは確かみたいです。

また、これ以外にも工房ブランドとしてのギターもあるようです。実際、何本かサインやシリアルナンバーがないエルナンデス・イ・アグアドのラベルが貼られているギターを見たことがあります。

ちなみに、最初のシリアルナンバーNo.1と最後の No.454のギターが、茨城県八郷町のギター文化館に展示されてます。

身体が不自由だったアグアドは、晩年の1970年頃から実際の製作には携わらず、エルナンデスは、娘婿であったヘスス・ベレサール・ガルシア (Jesus Belezar Garcia 1920~1986)と一緒に製作していたようです。

おそらく、この1972年のギターも、アグアドは設計において携わったかもしれませんが、実際の製作は、エルナンデスとガルシアが行ったものだったようです。

 

以上http://home.h00.itscom.net/shiokawa/hernandezyaguado.htmlhttps://www.siccasguitars.de/shop/guitar/hernandez-y-aguado-1961/から。

wurden gute Freunde, die nach der Produktionseinstellung ihres Arbeitgebers ihr eigenes gemeinsames Unternehmen gründeten, welches sich zunächst mit der Restauration von Möbeln und Pianos beschäftigte. Eher zufällig landeten die beiden beim Gitarrenbau, als der begeisterte Amateurgitarrist Victoriano Aguado Rodriguez zwischen 1945 und 1948 zwei Gitarren zum persönlichen Vergnügen baute, die eines Tages schicksalhafter Weise den Weg zu Regino Sainz de la Maza – zu der Zeit Professor für Gitarre am Real Conservatorio in Madrid – fanden, der das Talent der Freunde erkannte und sie ermunterte, weitere Gitarren zu bauen. Als um 1948 Modesto Borreguero, der vorher in der Werkstatt des berühmten Gitarrenbauers Manuel Ramirez gearbeitet hatte, zu ihnen stieß, begannen Manuel Hernandez und Victoriano Aguado Rodriguez sich mehr und mehr auf den Gitarrenbau zu konzentrieren – mit enormem Erfolg. Bald verkauften sie Gitarren in die ganze Welt, sogar an die thailändische Königin Sirikit. Bedeutende Künstler wie John Williams, Julian Bream und Atahualpa Yupanqui spielten „HyA“-Gitarren.

以下は上記ドイツ語からの機械翻訳:

独自の合弁会社を設立し、当初は家具とピアノの修復を扱っていました。 偶然ではなく、熱狂的なアマチュアギタリストのビクトリアノアグアドロドリゲスが1945年から1948年の間に個人的な楽しみのために2本のギターを製作したとき、2人はギター製作に行き着きました。マドリッドのRealConservatorioで–友人の才能を認め、彼らにもっとギターを作るように勧めました。 有名なギターメーカーのマヌエル・ラミレスのワークショップで以前働いていたモデスト・ボレゲロが1948年頃に彼らに加わったとき、マヌエル・ヘルナンデスとビクトリアノ・アグアド・ロドリゲスはますますギター製作に集中し始め、大きな成功を収めました。 彼らはすぐに世界中でギターを販売し、タイのシリキット女王にも販売しました。 ジョン・ウィリアムズ、ジュリアン・ブリーム、アタウアルパ・ユパンキなどの重要なアーティストが「HyA」ギターを演奏しました。 

トーレス制作のギターはタレガが弾いたことでよく知られてますが、タレガの弟子であり唯一の後継者とされるリョベートもトーレスを弾き、最近はそのリョベートが弾いた3本のトーレスのうち2本目を福田進一さんが弾いてますね。


タレガにせよリョベートにせよ演奏技術が高かったので、トーレスを弾きこなすのは並大抵のことでは無いのがよくわかります。

また、Fソルが弾いたフランス19世紀を代表する制作家ラコートは、近代楽器のトーレスと比べ全く別の楽器と考えたほうが良さそうです。

エンデチャ・オレムス

この曲「エンデチャ・オレムス」は、小品ながらフラシスコ・タレガ(Francisco Tárrega:1852/11/21 - 1909/12/15)の名曲として知られてます。

以下は、ギター弾きの間では良く知られていることですが、メモとして記しておきますね。

Tárregaの綴りは「r」の文字が2つ続くことから、日本では「ターレガ」「タルレガ」などとも呼ばれてます。 

エンデチャ・オレムスは、タレガによって別々に作曲された Endecha(哀歌)と、Oremus(祈り)の2曲がまとめられて1ページの楽譜として出版され、2曲続けて演奏されるので、エンデチャ・オレムスで一曲のごとく扱われます。

「エンデチャ」も「オレムス」も両曲共にまるでメモのような数行の小品ながら、ギターの魅力がよく表現され、左右の指使いの難易度も低いので、初心者の発表会などで弾かれることが多いです。

もちろん美しく演奏するのは並大抵のことでは無く、「melody」「harmony「rythmus」の基礎の上にディナーミク(dynamik)の表現、そしてアゴーギク(独 Agogik)とアーティキュレーション(articulation)、フレージング(phrasing)、テンポ・ルバート(伊 tempo rubato)についての分析、さらに、歴史と地理的民族的な様式など、理解できれば何でもない当たり前のことが、わからなければ最後まで気付くことが無いという厄介な問題に引っかかってしまうことが多いです。

因みにテンポ・ルバートについての記述はモーツアルトが最初だったずです。

「1909年、12月2日、バルセロナにて遺作となる『オレムス~Oremus(祈り)』を作曲。 楽譜に日付を記した直後、12月3日未明に気分が悪くなり、
12月15日、静かに息をひきとり、本人の遺志により故郷のカステリオンに埋葬されました。」https://chitarra.rossa.cc/history/his11.html

作曲家の遺作と言われる「オレムス」の語源はラテン語で「Let us pray/祈り」の意だそうです。WikiPedia「Oremus (Tárrega)」

上記WikiPediaによるとタレガ作オレムスの原曲は、シューマンのピアノ作品だそうです。 「transcription of the second section of Robert Schumann's Phantasietanz, Op. 124, no. 5.」

このシューマンの原曲を聴いてみると、ピアノらしい音の繋ぎ方が感じられますが、メロディを浮き立たせるのが難しいためか、演奏されることは稀なようです。動画のピアノ演奏からはシューマンらしい精神障害に悩まされた葛藤や、天性の感性に突き動かされた情熱が感じられます。

タレガは原曲のピアノ曲からシューマンの美しい感性を汲み取り、ハイポジションの3度と6度の連続によるギターの魅力溢れるメロディに見事に変化させてます。

参考ページ:
https://www.delcamp.biz/viewtopic.php?t=510

 

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