宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」
- 2024/10/03 08:00
- カテゴリー:芸術
来る2024年10月19日と11月16日に雄踏文化センターで催される 演劇集団「浜松キッド」さんの公演で、チェロの原田孝子さんと一緒に劇中演奏での賛助出演が決まりました。
詳細案内と予約ページ↓↓↓
https://sites.google.com/view/hamamatsu-kid/gauche?authuser=0
チェリストの原田孝子さんは、長年LINEスタンプの販売やイラストレーター、ショート動画作成と講習のお仕事をされていて、今回の「劇団キッド」公演のチラシを元にYouTubeショート動画(27秒間)を作ってくださいました。次々に湧き出て来る感性が素晴らしいです。
この公演はスポンサーが付き、入場料がワンコイン500円という破格の料金で開催されます。演目は宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」です。
1970年代に東京で開催された宮沢賢治「鹿踊りのはじまり」公演に関わったことがありましたが、彼の作品からは日本人の心の奥深くに刻まれた感性が感じられます。
ウィーンから引き上げてきて4年になって、半世紀ぶりに故郷で開けた玉手箱には、失われてしまった日本の心が収められてました。
宮沢賢治の作品には、儲け話とは別の次元で、文化活動によってのみ見つけることのできる「人の魂」が宿っているのが感じられます。自分の理解を超えた文化と精神への畏敬の念は、今の日本に一番欠けているものではないかと思います。毒杯を仰ぎ、哲学の祖として知られるソクラテスの「無知の知」です。
お近くの方でお時間を取ることのできる方は是非足を運んでくださればと思います。
公演はシリーズで3回、毎回異なる音楽会との組み合わせで開催されます。初回6月13日はクラシックギターで出演させていただきました。10月19日は「カムカムジョーカーズ」さん、さらに11月16日は「まぁしゃす」さんの出演です。